ほこほこぽこぽこ

楽しんだり、頑張ったり、 ほこほこしたり・・・

「父が消えゆく」

この暑さの中、向日葵は元気です
017_201508022241014a7.jpg



8月1日、短歌誌「龍」が届きました。
150804_225709.jpg

先日、父の歌50首を出していたので、心配しながら開くと、
なんと!巻頭詠の最初に載っていました。

父を詠んだ歌、17首。
その歌の中の言葉から、「父が消えゆく」と、題を付けていただいていました。
150804_225645.jpg

拙い歌で、お恥ずかしいのですが、私の記録として書かせていただきます。



らうそくの灯がひそやかに消えるごと父は逝きたり雨の降る夜に

声ヶ乢の葉桜色濃くなりをらむ花を見ようと言ひゐしものを

美しく花を散らしてこれよりは来年のために生くるか木々よ

穏やかに生きむと思ふに咲く花に心は又も騒然となる

もしかして父似のわれか手を握り爪の形など見つめて思ふ

書いてよとベッドの父に色紙を出せば震へる手にて鉛筆を握る

六Bの鉛筆の跡数本を弱く残して最後の色紙ぞ

喪の家の厨は族の女らで料理教室のごとくにぎはふ

亡き父の曾孫の明るき声響き葬儀会館の空気和らぐ

こんなにも明るき五月の風の中を父の柩は出でてゆくなり

一人づつ減りゆく戦友を言ひし父の死を悲しむは無二の戦友

戦地にて書きにし父の日記出づわれの知らざる父の人生

食に飢ゑ病に倒れし事なども書かれて父の戦場日誌

戦地より戻りし故郷の荒廃を深く嘆きし若き日の父よ

「美作」に移り来たりて昭和四十年自動車教習所を父は始めたり

昼もくらき森になりゆく夏山の深きに入りて父が消えゆく

時に一人で父の書斎に居りたかり聞き忘れたること多ければ



026_201508022241339b1.jpg

父の葬儀に駆けつけて下さり、「あの世で又会おう!」と、
泣いて下さった、無二の戦友Hさん(92歳)が、その後、
父と戦場で知り合い、戦友として過酷な日々を過ごした記録を纏めて、
「遥かなる大陸」として、送って下さいました。
大腸炎にかかり、後、5日ほどの命と診断された父を、
死にもの狂いで看病してくださったことも知りました。
命の恩人なのです。 父もそれはよく言っていました。
Hさんのお陰で、今の私もあるのです。
感謝してもしきれない方だと思います。

父の、この日誌と私の記録、見ていただこうと思います。




お知らせですが、
2014年1月22日に、美作市ケーブルテレビ「みまちゃんネル」で放送していただいた
「ミシン遊びの部屋」を、
「夏のアンコール特集」として、再放送したいんですがと、お電話を頂きました。

日時は8月6日、明後日ですね~!

ちょっと恥ずかしいですが、宜しければごらん下さい

スポンサーサイト

コメント

コメントの投稿


管理者にだけOK

トラックバックURL

HOME

 プロフィール 

ヨウ

Author:ヨウ
37年間、自営業としてブランドのベビー、子供服を作る仕事をして来ましたが2011年秋にやめました。
2年間パートとして、ギフトショップのお勤めを経験しました。
2013年夏より、「ミシン遊びの部屋」と名付けて、仕事場を開放しています。
ミシンの好きな人たちが、集まり、そこから又、楽しく面白いものが生まれる場所になればいいなと思っています

 最新記事 
 最新コメント 
 最新トラックバック 

 カテゴリ 
 訪問者数 

 月別アーカイブ 
 検索フォーム 

 リンク 
 ブロとも申請フォーム 
 QRコード 

QR

 月別アーカイブ